認知症の症状

認知症には、大きく分けて2種類の症状があります。それは、中核症状と行動・心理症状の2つです。

 

まわりで起こっていることがわからなくなってくるのが中核症状、複合的な要因からうつ状態や妄想などが起こるのが行動・心理症状です。

 

中核症状

 

中核症状では、記憶することが苦手になり、せっかく覚えたこともすぐに忘れてしまうようになります。これを記憶障害といい、中核症状の代表的な症状です。

 

月日や時刻、季節感などの感覚が薄くなってしまうのが、見当識障害です。進行すると、年齢がわからなくなったり、もう亡くなってしまった家族が生きているかのように振舞うこともあります。

 

計画的に物事を進められなくなる実行機能障害、思考のスピードが追いつかなくなるのが理解・判断力の障害です。

 

買物するときの判断力が鈍ったり、銀行でお金をおろそうとして上手くいかなくなるなどの問題も生じやすくなります。

 

自分ですらコントロールできなくなるほどの感情表現の変化も、起こってきます。

 

行動・心理症状

 

行動・心理症状は、性格や環境、人間関係などが複雑に関係してきます。例えば、できないことが増えてきたためにガックリしてしまうのもこの症状です。

 

自信をなくしてしまうことで、何もかもが面倒になってきます。自分のものを盗られたなどと妄想し始めるのも、行動・心理症状の一つです。

 

考えと行動が一致しなくなり、大げさに周囲に訴えたり、徘徊を始める症状なども出てきます。こうした様々な症状が出てくるため、認知症を起こすと本人はもちろん周囲が振り回されて悲鳴を上げるほどになってしまいます。

 

せめて周囲は落ち着いて対処できるように、認知症の知識をもっておきたいものです。